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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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事象の経過は以下の通り:

2021/06 初旬、ワクチン接種前、咽頭痛があった。(マイコプラズマ
抗体陽性)。

2021/06/03(ワクチン接種日)、1 回目のCOVID−19ワクチン
を接種した。

2021/06/10 頃(ワクチン接種の 7 日後)、ワクチン接種部位の穿刺
部に発疹が出現した。

2021/06/14、左の大腿、続いて右の大腿のピクツキが出現した。

2021/06/15 頃(ワクチン接種の 12 日後)、両下肢に脱力感が出現し
た。

病院において脳梗塞を疑い、頭部 MRI を撮影したが明らかな梗塞巣を
認めなかった。

その後も急激に症状は増悪した。

2021/06/17 夜(ワクチン接種の 14 日後)、四肢が完全麻痺/重度な
四肢麻痺となったため、当科を自家用車で受診した。

四肢における急速に進行する筋力低下を認めた。

深部腿反射の消失、NCS では遠位潜時の延長、F 波の消失、tibial で
は temporal dispersion 等の脱髄所見を認めることからギラン・バレ
ー症候群(GBS)と診断された。

2021/06/15 から、両下肢の筋力が出現した。

その結果、患者は、足の踏ん張りが利かずに左足を捻挫した。

同日、患者は病院を受診し、頭部MRIを実施した。

MRI結果に基づいて、急性期脳梗塞の存在は否定され、患者は帰宅
した。

2021/06/17(ワクチン接種の 14 日後)、IvIg 開始したが入院翌日よ
り著明な嚥下障害、拘束性換気障害が急速に進行したため挿管管理を
した。

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