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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (936 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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症ありで回復した。後遺症は、下肢の皮膚潰瘍と皮膚の壊死/感染、
著明な疼痛と報告された。

事象の経過は以下の通りだった:

2022/03/01 頃より、左右の足背から下肢にかけて疼痛/発赤/潰瘍が
生じた。抗生剤は奏功せず。炎症は次第に増悪。第3回目の投与を
2022/04/03 に施行、その後急速に潰瘍の悪化/疼痛を認めた。皮膚の
壊死と潰瘍が著明で、疼痛も著明、日常生活に支障を来す状態。

皮膚の生検では皮下の血管の狭窄/閉塞を認める。抗炎症薬を使用す
るも軽快せず。今後、患者はペインクリニックも併診する。

TTS調査票:

1.臨床症状/所見:2022/03/01、下肢の腫脹、四肢の疼痛、圧痛を伴
う局所的な腫脹、四肢の発赤/変色/熱感/圧痕を残す浮腫。

2.検査所見:2022/03/22、血算:スメアでの凝集所見は未実施。

白血球数 5330/uL、赤血球数 429 x10^4/uL、血色素 13.1g/dL、

ヘマトクリット 39.5%、血小板数 22 x10^4/uL。

凝固系検査:PT 10.7 秒、PT-INR 0.9、APTT 26.5 秒、D-ダイ
マー 0.97ug/ml、FDP 3.5ug/ml。

抗血小板第 4 因抗体(抗 P4 抗体)は未実施。

抗体 HIT 抗体(反-PF4-ヘパリン複合体抗体)は未実施。

SARS−CoV−2検査は未実施。

その他の特記すべき検査はない。

3.画像検査:以下の検査は未実施であった:超音波検査、CT、MR
I、血管造影、肺換気血流シンチグラフィ、胸部X線、その他の特記
すべき検査。

4.外科的療法/病理学的検査:2022/10/03(外科的処置):デブリー

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