よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (465 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

患者は以下の検査と処置を受けた:

肺生検:(2022/08/02) EGPA で矛盾しない;気管支肺胞洗浄:
(2022/08/02) EGPA で矛盾しない;好酸球数:(2022/07/29)末梢血の
好酸球上昇;レントゲン:(2022/07/04) 肺野の陰影。

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、末梢性ニューロパチー、感覚障害、
疼痛、腹痛、下痢、紅斑、感覚鈍麻、肺陰影、筋肉痛、好酸球数増
加、神経痛、呼吸障害に対して、治療的処置がとられた。

臨床経過:

2022/06/10、コロナウイルスワクチンを接種した。

2022/06/23 午前(報告どおり)(ワクチン接種 13 日後)、末梢神経
障害、知覚異常、血管炎(報告どおり)を発症した。

2022/06/23、腹痛、下痢、紅斑が出現した。

2022/07/04、近医を受診した。右下肢痺れ、感覚鈍麻、筋肉痛が出現
した。レントゲンで肺野の陰影も指摘された。

2022/07/29、症状改善乏しく、当院の呼吸器内科を受診した。末梢血
の好酸球上昇、喘息の既往や、その他の症状から好酸球性多発血管炎
性肉芽腫症(EGPA)の疑いとなった。

2022/07/31、呼吸状態、神経痛の増悪があり、治療及び精査目的で入
院した。

2022/08/02、気管支肺胞洗浄/経気管支肺生検(BAL/TBLB)が行わ
れ、EGPA で矛盾しない結果となった。但し、血管炎の証明はできな
かったが、臨床的に EGPA と間違いはないと判断され、ステロイドパ
ルス療法と免疫グロブリン(IVIg)静注療法が行われた。以降は、ス
テロイドの投与量が漸減中となった。

2022/08/19(ワクチン接種 2 ヶ月後)、事象の転帰は回復したが後遺
症あり(右下肢痺れ、疼痛)であった。

報告医師は、本事象を重篤(障害が原因)と分類し、事象と
BNT162b2 との因果関係は評価不能と判断した。

465