資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (566 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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たが、症状が続いており、2022/08/29 に入院とした。
発熱、リンパ節腫脹(頚部、腋窩、鼠経など)、発疹(顔、体幹、四
肢)を呈した。
血液検査で白血球数(WBC)減少、血中乳酸脱水素酵素(LDH)上昇、
血清フェリチン(ferritin)上昇、インターロイキン2受容体(SIL2R)上昇、血沈上昇、C−反応性蛋白(CRP)上昇、血中アルカリホ
スファターゼ(ALP)減少であった。
組織球性壊死性リンパ節炎(菊池病)と考え、ステロイド投与を開始
し、その後症状は改善した。
報告医師は事象を重篤(2022/08/29 入院)と分類し、事象と
bnt162b2 との因果関係を関連ありと評価した。
患者は以下の検査と処置を受けた:Blood alkaline phosphatase:
(2022/08/29) 減少; Blood lactate dehydrogenase: (2022/08/29)
上昇; Body temperature: (2022/08/13) 摂氏 36.8、注記: 接種前;
C-reactive protein: (2022/08/29) 上昇; Interleukin-2 receptor
assay: (2022/08/29) 上昇; Red blood cell sedimentation rate:
(2022/08/29) 上昇; Serum ferritin: (2022/08/29) 上昇; White
blood cell count: (2022/08/29) 減少。
組織球性壊死性リンパ節炎、疾患再発、発熱、腫脹、頚部痛、リンパ
節症、発疹に対して治療処置が取られた。
他要因(他の疾患等)の可能性に、5 歳時に菊池病発症歴ありがあっ
た。
報告医師は以下の通りコメントした:
過去に菊池病の発症歴があり、ワクチン接種を契機として今回発症し
たと考えられる。
追加情報(2022/09/27):再調査は完了した。これ以上の追加情報は
期待できない。
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