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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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長男からみて、患者はおよそ 1 ヵ月前(2021/05 下旬頃)から言葉が
緩慢な感じがあった。どもりではなかった。以前にもそういう感じが
あった。妻は、話し方の変わった様子は見受けられなかった。患者は
車を運転して通常の生活をしていた。

2021/06/05(土曜日)、1 回目のワクチン接種受けた。発熱なく、異
常な症状はなかった。患者はシルバーの仕事をしていた。

2021/06/26(土曜日)、車で彼の妻と接種会場へ行き、2 回目のワク
チン接種を受けた。

2021/06/27(日曜日)、微熱があった。

2021/06/28(月曜日)、夜に発熱した。病院と相談した後に、解熱剤
を内服した。しかし、服用後、体温は摂氏 38.8 度まで上昇した。震
え/手の震えも出現した。尿カテの操作もうまくできず、歩行はでき
た。患者は、見当識障害(家のトイレに行くことができなかった)が
あった。再度病院で相談した、症状は、相談する時点で回復していな
かった。

2021/06/29(火曜日)、朝は体温が摂氏 36.9 度に下降した。言葉が
しどろもどろになっている感じがあった。自分でひげも剃れなかっ
た、入れ歯も一人で入れられなかった。水道の使い方がわからなかっ
た。水を止めることができなかった、洗面台を指でなぞった。家族が
十分と手を動かそうとしたが力が入って動かない、歩行はできた。

家族は患者が話は理解していると思った、しかし、返事はおかしかっ
た。

朝に、再び病院に電話し受診した。

経過:

MRIで側頭葉に FLAIR 高信号はなく、ヘルペス脳炎としては非典型
的ではあるが、しかし、可能性は除外できなかった、そして、アシク
ロビル点滴を開始した。髄液中 HSV

DNA 陰性であることを確認し、

アシクロビルは 2021/07/01 終了した。細菌性髄膜炎の可能性も考慮
し CTRX の点滴を行った。

症状は改善傾向であり、2021/07/02 までで CTRX を終了、その後も症
状の増悪はなかった。患者は、重症感染症のためのヴェノグロブリン

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