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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (692 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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心筋炎調査票:

2022/08/15、剖検は心筋組織の炎症所見、基部中隔の一部(1 mm 以
下)に心筋貪食像と組織球浸潤が認められた。

心臓 MRI 検査は実施されなかった。

2022/08/15、直近の冠動脈検査は冠動脈狭窄、3 枝共最大 10%以下の
狭窄が認められた。

心臓超音波検査は実施されなかった。

心電図記録法は不明であった。

臨床症状/所見を説明可能なその他の疾患が否定できない。

2022/11/08 に入手した追加情報で、報告された事象の経過は以下の
通り:

肺非結核性抗酸菌症(左:495g、右:590g)。

左肺と壁側胸膜は癒着した。

左右下葉>上葉の胸膜直下を中心に蜂窩肺の状態であった。

左上葉に直径 8cm 大の空洞や白色充実性部分が認められた。

組織学的に、背景に慢性間質性肺炎があった。

左上葉は、拡張した気管支壁周囲にリンパ球および形質細胞主体の炎
症細胞の浸潤が認められた。アポトーシスおよび肉芽腫形成を伴うチ
ールネルゼン染色によって赤染する抗酸菌を同部に認めた。

急死の所見(心臓血流動性で 400mL の貯留あり)に基づき、上記の肺
疾患に起因した急性呼吸不全と診断された。

報告医師は事象を重篤(死亡)と分類し、事象と BNT162b2 間の因果
関係を評価不能と評価した。

他要因(他の疾患等)の可能性は肺非結核性抗酸菌症(MAC)であっ

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