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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (890 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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患者は 18 歳 4 か月の男性患者であった。

家族歴はなかった。

2022/07/04 03:00、事象を発現した。

2022/07/04、入院した。

2022/08/01、退院した。

2022/10/03、事象の転帰は未回復であった。

事象の経過は以下の通りであった:

患者は軽度右上肢の脱力を発症した。

2022/04/21、三回目のワクチン直後は頭痛が軽度あり微熱があった。
5 月初旬に筆記具をよく落とすようになったがあまり気に止めていな
かった。頭痛は頭痛持ちで、あったりなかったりが日常。

2022/07/04、シャワー中に脱力、意識障害、頭痛、頭呆感、吐気あ
り。3 時頃であったため、母が促し就寝する。7:50 頃に起床し、頭
痛、吐気があったが、朝食摂取し横になる。夜中の事もあまり覚えて
おらず、体調不良にて病院に受診予定としていたが、大きなイビキが
聞こえた為、母が様子を見に行くと日本昏睡尺度(JCS)300、意識障
害にて救急要請。HCUに入院となる。CT、採血、骨髄検査、脳
波、MRI、造影MRIの結果、自己免疫性脳炎疑いにて入院加療。
入院中に痙攣発作があり、MRIにて病巣拡大を認めステロイドパル
ス 2 クールを施行した。頭痛、脱力の症状はほぼ消失した。髄液、採
血結果にて自己免疫系のものは全てが陰性であった。

内服にてステロイド減量となり 2022/08/01 から 2022/08/09 まで経過
観察目的で近くの病院へ転院。

退院後、ステロイド内服 5mg ずつ原料しながら脳神経内科外来でフォ
ローとなる。

2022/08/16MRI、2022/08/31 受診、MRIの結果は病巣がほぼ消
失し、脳腫瘍の疑いも解除された、時々軽度の頭痛がするが頭痛持ち
でもあり、程度も軽いため様子観察、2022/09/08 からステロイド 5mg
となる頭痛、2022/09/09 咳、痰、頭痛あり。2022/09/10 微熱、鼻

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