資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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行、後療法として PSL30mg/日の内服を開始、漸減した。
2021/06/29
19:00 頃、患者は自分の名前を言うことができた。その
他の質問には言葉の出にくさはあるものの、意味の通る返答ができる
ようになり、13:00 頃に比較して症状は改善傾向であった。
2021/07/01、高次脳機能評価を行ったところ、言語性、動作性ともに
低下があり、動作性や前頭葉機能に低下を認めた。その後、症状は改
善傾向で、日常生活(例えば日常会話、洗面、排泄、入浴など)を問
題なく行うことができた。
2021/07/19、高次脳機能評価では、入院時に認めた動作性知能低下や
前頭葉症状は緩徐に改善を認めた。車の運転については、本人が、危
険なので運転するのを止めようと言った、そして、免許返納する意向
であった。
2021/07/19、髄液検査では多核細胞優位の細胞数増多と髄液蛋白上昇
が残存しているものの、改善傾向を示した。
日付不明、CSF蛋白:199.6mg/dl、
CSF検査:(日付不明)細胞増多 179、注記:単核細胞優位の、
長谷川式認知症スケール(HDSR)の得点/ HDS-R の得点:(日付不
明)4/30;
頭部磁気共鳴画像:(日付不明)異常なし、
脳血流スキャン:(日付不明)血流低下。
2021/07/19、PSL20mg で自宅退院、外来で経過観察の方針とした。
追加報告(2022/10/24)で、患者は前頭葉機能低下、意思疎通ができ
なくなった、指示に従えなかった、注意機能低下、構成失行を発現し
たと報告された。
事象前頭葉機能低下、意思疎通ができなくなった、指示に従えなかっ
た、注意機能低下、構成失行の重篤性は医学的に重要であった。
事象は受診に至った。
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