資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (790 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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は、早期相で両眼網膜深層に蛍光色素漏出を認め、後期相で視神経乳
頭周囲の過蛍光と網膜下に蛍光色素の貯留を認めた。光干渉断層撮影
は漿液性網膜剥離の内部にフィブリン膜を認め、Laser speckle
flowgraphy(LFSG)では両眼の黄斑部血流の低下を認めた。脳脊髄液
検査では単核球優位の細胞増加を認めた。VHK 病と診断し、そのた
め、ステロイドパルス療法を行った。治療後、漿液性網膜剥離の消退
と黄斑血流の改善を認め、両眼とも視力回復した。
結論としては、COVID−19ワクチンは 2 回接種後やワクチン接
種後 1 週間以上経過した場合でさえも VKH 病をきたすことがあり、し
たがって、視覚症状出現の際は注意が必要である。LFSG は黄斑血流
の低下や改善をモニタリングでき、予後を判断する上で有用な可能性
がある。
本症例は、以下の文献源による文献報告である:「COVID−19 ワクチ
ン 2 回目接種後に発症した原田病類似の両眼性汎ぶどう膜炎の一
例」、第 76 回日本臨床眼科学会、2022; Vol:76th, pgs:175。
45 歳の男性患者は、COVID-19 免疫のため、2 回目単回量の BNT162b2
(コミナティ、バッチ/ロット番号:不明)を接種した。
ぶどう膜炎;
患者の関連する病歴と併用薬は報告されなかった。
フォークト・小
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柳・原田病;
ワクチン接種歴は以下を含んだ:COVID-19 ワクチン(1 回目投与、製
造販売業者不明、COVID-19 免疫のため)であった。
倦怠感;
以下の情報が報告された:
頭痛
フォークト・小柳・原田病(医学的に重要)、被疑製品投与の 4 日
後、転帰「軽快」、「原田病類似の両眼性汎ぶどう膜炎」と記載され
た。
ぶどう膜炎(医学的に重要)、被疑製品投与の 4 日後、転帰「軽
快」、「原田病類似の両眼性汎ぶどう膜炎」と記載された。
頭痛(非重篤)、被疑製品投与の 1 日後、転帰「回復」、倦怠感(非
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