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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (691 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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事象の経過は以下の通りであった:

2022/08/14 11:30-12:30、ワクチン接種後帰宅し、弁当を半分食べ
た。

15:00 頃、昼寝した。

18:30 頃、みると、上半身ベッド上うつ伏せで死亡を発見(16 時頃死
亡を推定)。

2022/08/15 13:30 より、行政解剖。急死の状況、既往に MAC 症あり
(MAC と報告された)。この増悪を推定した(但し、心筋一部に心筋
炎像あり)。

報告された心筋炎は劇症型ではなかった。

関連する検査:

肺、心筋、心嚢液、血液から定量的 PCR による SARS-COV-2 遺伝子断
片の検出:検出限度以下(2022/08/15)。プライバシー研究所、病理
部に依頼;

トリプターゼ(正常範囲:2.1-9.0):6.4 ug/L(2022/08/15)、採
取血液。外注(報告のとおり);

血中免疫グロブリン E(IgE)(正常範囲:170 未満):17 IU/ml
(2022/08/15)、採取血液。外注(報告のとおり)。

2022/08/14、事象の転帰は死亡であった。

剖検は実施された:肺非結核性抗酸菌症(MAC)(報告のとおり)。

死亡時画像診断は実施された:CT 施行。

死亡時画像診断結果の詳細は肺に空洞性病変を認めた。

考察および死因の医師の意見(判断根拠を含む)は、「背景に間質性
肺炎のある MAC 症であった。チールネルゼン染色でも抗酸菌が確認さ
れた。家族によると、ワクチン接種後発熱の訴えはなかった。急死で
あり、急性呼吸不全と診断された。家族はワクチン接種の副作用を疑
っており、こちらも否定できない。」

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