資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1121 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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造影CTにて左膝窩静脈の深部静脈血栓症(DVT)および肺血栓塞栓
症を認めた。
抗凝固療法のため救急集中治療室(EHCU)に入院した。
Submassive 肺塞栓症(PE)肺塞栓症重症度指数(PESI)スコア 83;
クラス II 左膝窩静脈深部静脈血栓症(DVT)、2021/09/06 から、ヘ
パリン化。
2021/09/07 から、リクシアナ 60mg に切り替えた。
2021/09/07、心エコー。
2021/09/10、下肢超音波検査。
入院同日、ヘパリン投与を開始した。症状増悪や循環虚脱などは認め
なかった。
第 2 病日、直接経口抗凝固薬(DOAC)の投与を開始し、一般病棟に転
棟した。同日、リハビリを開始し、徐々に歩行距離は増加した。フォ
ロー心エコーでは軽度右心拡大を認めるのみで、下肢超音波検査では
膝窩静脈深部静脈血栓症(DVT)は残存した。
労作時の SpO2 低下は軽度認めたが、室内気でも呼吸苦症状消失し、
第 7 病日に退院した。
報告しているその他の医療専門家は事象を重篤(2021/09/06 から
2021/09/12 まで入院)と分類し、事象と BNT162B2 との因果関係は評
価不能と評価した。
事象の他要因(他の疾患等)の可能性は不明であった。
報告しているその他の医療専門家は、以下の通りにコメントした:
その後の血液検査にて抗リン脂質抗体が陽性になっており、抗リン脂
質抗体症候群と診断された。
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