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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (290 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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立った所見なし; SARS-CoV-2 test: 陰性。

脳梁の細胞傷害性病変の結果として治療的な処置がとられた。

臨床経過:

彼は、過去に重大な病歴はなく、薬剤も使用していなかった。喫煙未
経験者であった。神経学的検査、全血球計算、電解質および抗体価を
含む血液化学検査、脳磁気共鳴画像(MRI)では、目立った所見はな
かった。D-ダイマーを含む血液凝固系は検査されなかった。重症急性
呼吸器症候群コロナウイルス 2(SARS-CoV-2)のための逆転写ポリメ
ラーゼ連鎖反応検査(PCR)は、陰性だった。

18 日目、脳 MRI にて拡散係数(ADC)値が低い脳梁膨大部における拡
散強調画像(DWI)で楕円形の拡散制限がみられた。造影 MRI は得ら
れなかった。典型的な画像診断の特徴に基づき、脳梁の細胞傷害性病
変と診断された。高用量の静脈内メチルプレドニゾロン(3 日間
1000mg/日を 2 コース;18 日目-20 日目および 24 日目-26 日目)によ
る追加治療は効果的であった。

25 日目、脳梁膨大部病変は消失した。

26 日目、彼は完全に回復し、その後、8 か月の追跡期間中に後遺症ま
たは再発はみられなかった。

これ以上の再調査は不可能である;ロット/バッチ番号の情報は入手
不可能。これ以上の追加情報は期待できない。

追加情報(2022/10/06):本報告は、以下の文献を情報源とする文献
報告である:

「Cytotoxic lesions of the corpus callosum after COVID-19
vaccination」、Neuroradiology、2022, Vol. 64(10), (pp 20852089), DOI: 10.1007/s00234-022-03010-y。本報告は文献の入手に基
づく追加報告である;文献で確認された追加情報を含め、本症例が更
新された。

更新文献情報:文献情報を更新した。

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