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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (136 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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2021/10/14 から 2021/10/22 まで、患者は精密検査のために病院に入
院し、骨髄検査:結果不明、髄液検査、頭部、胸部、上腹部、骨盤と
下肢の MRI とガリウムシンチグラフィによる検査を実施した。上腹部
MRI で脂肪肝を背景とすると思われる肝良性腫瘍の所見以外は、有意
な検査所見は見られなかった。肝良性腫瘍は膿瘍形成はなく、発熱の
原因とは考えられなかった。

シェーグレン症候群 B(SS-B)抗体は、16.6U/mL と陽性であった。

2021/10/14、CSF 検査は、結果は不明であった。

2021/10/14、骨盤 MRI、頭部 MRI、心臓 MRI および、ガリウムスキャ
ンは、全ての結果は不明であった。。

2021/11/15、チューインガムテストは、10 分で 3mL(10mL 未満)の
結果で、有意な低下を示した。

2021/11/18、唾液腺生検では、形質細胞浸潤を認め、シェーグレン症
候群の診断基準を満たした。

臨床経過中、採血を繰り返し実施したが、CRP 濃度は、最高で
0.5mg/dL とわずかな上昇のみであった。

10 月後半、毎日摂氏 38 度台であり、熱型増悪し、摂氏 39 度後半の
発熱が時々見られるようになった。

2021/11/13、その為、患者は再び病院に入院した。

患者は、上記のようにシェーグレン症候群が診断された。非ステロイ
ド性抗炎症剤(NSAID)の内服でも、熱型は回復しなかった。

2021/11/23、プレドニゾロン(PSL)15mg/日の投与を開始し、
2021/11/26、プレドニゾロン(PSL)60mg/日の投与を開始した。

解熱は得られなかったが、熱型はやや改善し、CRP は陰性化した。

2021/12/14、5mg/日ずつ PSL の漸減を開始し、本報告の時点で、患者
は、PSL35mg/日を内服中であった。

しかし、患者は、毎日摂氏 38 度台の発熱があり、本報告の時点で、
発熱は持続していた。

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