資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1048 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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覚した。
神経学的には自覚的なしびれ感と四肢腱反射亢進(病的反射陰性)を
認めるのみであった。
神経伝導検査で明らかな異常なし。
血液検査では抗ガングリオシド抗体陽性(GM1 IgG -, Ga1NAc-GD1a
IgG+++)の所見のみであった。
プレガバリン、カルバマゼピンなどで対症療法を行うも無効であっ
た。
末梢神経障害、ギランバレー症候群を積極的に示唆する他覚的所見に
欠けた。しかし、四肢の自覚的なしびれ感の増悪の訴え強く、本人希
望で 2022/03/10 に免疫グロブリン大量静注療法施行、献血ヴェノグ
ロブリン IH10% 22.5/日 x 2 日間の投与を予定していた。
しかしながら、投与初日の投与後より頭痛や腹痛、嘔気などの副作用
の訴えがあったため、1 日投与で中止した。
その後経時的に全身倦怠感、関節痛、全身の痛みなどの症状が出現、
改善することなく持続した。倦怠感強く、飼い犬の散歩の時以外は家
で横になっている状態となった。神経学的には明らかな筋力低下や歩
行障害の出現はなかった。
この間、しびれ感に関してはおおむね横ばいであった。
COVID-19 ワクチンの副反応かどうか判断してほしいとの希望があ
り、大学病院総合診療科を受診した。COVID-19 ワクチンの副反応の
可能性を否定はできないが、断定もできないとの結果であった。この
時抗核抗体 40 倍と陽転化ありであった。
2022/07/22 頃より、四肢の「スースーする」冷感、胸の奥が「スー
スーする」感じ出現した。
ギランバレー症候群(GBS)調査票:
臨床症状:軽微な神経症候。
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