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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1349 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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事象の経過は、以下の通りであった:

2022/10/21、夜間帯、患者はより多い頻度(1 時間に 2 から 3 回)でトイレに行
き、不眠であった。

2022/10/22 午前 6:30(起床後)、患者が普段と異なりテーブルの上でのんびり
歩いていたので、バイタル測定を実施した。患者の体温は摂氏 35.8 度、血圧は
130/74mmHg、脈拍数は 131 回/分、SpO2 は 82.0%であり、著明な低酸素血症を認
めた。

午前 8:00、安静臥床、酸素吸入 1L/分(経鼻)を開始した。口唇、末梢にチア
ノーゼは認められなかった。呼吸は努力様であった。

午前 8:35、SpO2 は 85〜88%と上昇を認められないため、酸素吸入を 1.5L/分に
増量した。その結果、SpO2 は 89〜90%となった。苦悶様表現はあるものの、チ
アノーゼは認めなかった。

午前 8:45、SpO2 は 88%のため、酸素吸入をさらに 2L 増量した。努力様呼吸は持
続し、患者はよ普段より体動多く、落ち着きがない様子であった。心電図検査
を実施し、心房細動を認めた。

午前 9:20、患者の体温は摂氏 36.1 度、血圧は 143/79mmHg、脈拍数は 126 回/
分、SpO2 は 89%であった。

2022/10/22、患者はプライバシー病院に入院し、リザーバーマスク 8L で血液ガ
スPO2 63mmHg と著明に低下した。

単純CTや心エコーで原因となる病変は認めず、肺塞栓症疑いであった。造影
CTでは、PE/DVT は認めなかった。

主血管に異常はないが、臨床所見や D ダイマーが著明に増加していることか
ら、末梢の細い血管が多数詰まったものと思われた。

患者は現在も入院中であった。

報告者は、以下の通りにコメントした:

コミナティ RTU 筋注 BA.4-5 注射後、約 18〜20 時間後に、特別の誘因なく低酸

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