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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1091 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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725mg/dl;血中免疫グロブリンG:3293mg/dl;血中免疫グロブリン
M:68mg/dl;血中乳酸脱水素酵素:264IU/l;コンピュータ断層撮影:
全身リンパ節腫大を認めた、注記:肝脾腫、右下肢静脈血栓;直接ク
ームス試験:陽性;C−反応性蛋白:4.54mg/dl;フィブリンDダイマ
ー:5.5ug/ml;ヘモグロビン:8.9g/dl;インターロイキン2受容体測
定:19678IU/ml;平均赤血球容積:111.4、注記:fl;血小板数:
210000/mm3;白血球数:8470/mm3。

臨床経過:

COVID-19 mRNA ワクチンブースト接種は T 細胞刺激によりリンパ節を
腫脹させることがあり、T細胞リンパ腫を悪化させる可能性がある。
文献的には国外で一報のみ、リンパ節生検直前のブースト接種により
急速増大した AITL の症例報告がある。

本症例は B 症状の発熱が先行し、ブースト接種後 AITL が顕著に増大
した。本邦で類似の報告はないが、不明熱患者のブースト接種はT細
胞リンパ腫の可能性を考慮し、慎重に行う必要がある。

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