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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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常所見はなかった, 注記: (心筋炎発症 6 週後); (不明日) 異常所見
はなかった, 注記: (心筋炎発症 19 週後); (2021/10/29) ST 上昇,
注記: 12 誘導心電図でI、II、V3-V6 誘導での ST 上昇を確認した;
(2021/10/30) V4‒
5 で ST 上昇、注記: 標準 12 誘導 ECG(入院時); 好
酸球百分率: (2021/10/30) 1.7 %, 注記: (入院時); ヘモグロビン:
(2021/10/30) 13.8 g/dl, 注記: 入院時; 心拍数: (2021/10/30) 64,
注記: 毎分拍(bpm)。 入院時; 心臓磁気共鳴画像: (不明日) cMRI に
よって心筋を示唆する所見を確認した、注記: 浮腫; (不明日) LGE
の存在、 注記: 下壁に中層主体の; しかし、造影域は減少していた
(6 週後); (不明日) LGE の存在、注記: 下壁に中層主体の; しかし、
造影域は減少していた(19 週後); (不明日) 最初の cMRI 所見で,
native T1 値、注記: LGE 陽性と決定された領域で正常範囲内であっ
た; (不明日) シネ MRI では dyskinesis は見られず良好, 注記: 駆
出率と左室収縮は; (2021/11/04) 心基部中隔に軽微な dyskinesis,
注記:black blood T2WI 2 腔像で心基部から中央部、側下壁にかけて
信号の上昇があり、心尖部にも同様に信号上昇が確認された;心筋壊
死マーカー(不明日) :上昇; 脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端
フラグメント: (2021/10/30) 127 pg/mL, 注記: 軽度上昇(入院時);
(2021/11/04) 31 pg/mL; 酸素飽和度: (2021/10/30) 98 %, 注記:
(室内気) (入院時); 血小板: (2021/10/30) 152000 /mm3, 注記: (入
院時); ポリメラーゼ連鎖反応: (不明日) 以下を含んだ 20 種類で陰
性、注記: Enterovirus、RS virus、 Adenovirus、SARS-CoV-2; 呼吸
数: (2021/10/30) 20、注記: /分; リウマチ因子: (不明日) <2
IU/ml; レンサ球菌検査: (不明日) 47 IU/ml; トロポニン T:
(2021/10/30) 0.351 ng/ml, 注記: 顕著な上昇; (2021/11/04) 0.008
ng/ml; 白血球数: (2021/10/30) 3800 /mm3。

心筋炎の結果として、治療的な処置がとられた。

報告者は事象を重篤(入院、2021/10/30 から 2021/11/05)と分類
し、事象と BNT162b2 間の因果関係は関連ありと評価した。

他要因(他の疾患等)の可能性の有無は「なし」であった。

臨床経過: 2021/11/05(ワクチン接種 10 日後)、事象の転帰は軽快
と報告された。

2022/10/03、以下が報告された。COVID-19 ワクチン接種後心筋炎に
ついての議論は、現在医療でトレンドの話題である。The US
Centers for Disease Control and Prevention によると、COVID-19
ワクチン接種後心筋炎/心膜炎の発生頻度は、低く(100 万回接種に
つき 12.6)、予後は速やかに回復し、良好と考えられる。

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