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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (316 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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2021/09/29、急性頭痛発症した。

2021/10/01、当科受診した。

MRIで左横静脈洞血栓症と診断した。

血液検査で血栓性素因なく、血栓を誘発する内服はなかった。抗凝固
療法を開始し、イグザレルトを内服投与した。

2022/10/11 の追加報告で、COVID ワクチン接種前 4 週間以内にその他
のワクチン接種があったかどうかは、報告されなかった。

ワクチン接種前、2 週間以内に投与した薬剤はなかった。

患者に他の病歴はなかった。

COVID-19 ウイルスのスパイクタンパクは ACE2 受容体に作用し血管障
害を来たすことが知られている。ワクチンも全身の臓器に影響すると
報告されている。

以上よりワクチンと脳静脈洞血栓症は因果関係ありと判断するのが妥
当である。

COVID-19 感染を示唆するエピソードはなかった。

報告者(医師)の意見は次の通り:

血栓症のリスクとなる既往や内服はなかった。経時的にも新型コロナ
ワクチンが血管壁の ACE2 受容体に影響して来しうると言われている
ことからも、因果関係ありと判断するのが妥当であった(報告のとお
り)。

他要因(他の疾患等の可能性)はなかった。

報告者は、事象を非重篤と分類し、事象を BNT162b2 との因果関係あ
りと評価した。(ワクチンによる血栓症は報告されている)。

BNT162b2 のバッチ/ロット番号に関する情報を要請し、入手した際は
提出する。

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